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2005/08/05
行っちゃいました、マイクロコンポーネンツ総本山!!!
総本山は、あきる野市の隠れ里にあり、ご覧の通りドギツイ緑色の御本堂、そしてちょっとエキゾチックな佇まいでありました。
何と、ここで5時間にもおよぶ修行し、一つ位を上げて帰って参りました。
今回は孫信者のオンプくんも同行し、荒行のすえ本信者となったみたいです。
まずはMCSのデモカーで洗礼を受けます。
デモカーはプリメーラでした。(デモカーと言ってもMCSのT氏の愛車です。)
熱心なMCSファンの方の車を下取りしT氏がチューニングをしたものだそうです。
今回の修行目的一つは、この車の音を体験することでした。

この車の音は、優しい、素晴らしく優しい音で、耳障りな音が一切感じず、女性ボーカルがツヤツヤねっとり粘っこく歌ってくれ、ゾクゾクしました。
石川さゆりの「天城越え」、サビのピーク音部分の「あまぎ〜〜っ・・ごえ〜〜〜え〜」忘れられませんよ〜!
それに打って変って、カーペンターズの心洗われるあの歌声、こんなんでドライブ出来たら最高でしょうネ!!!
デモカーの仕様です。
ヘッドユニットはお決まりの9255(改)です。
気になったのが右写真のブツです。こちらは、音には全く関係なく本当に只の飾り物だとか。
電源を入れると真空管の灯火がつき、夜になったらとてもムーディーで小憎らしい演出でした。
いいな〜、ドレミ♪さんも欲しいな〜。
スピーカーは#50X、今のところ世界に3セットしか存在しないそうです。
12cmフルレンジ1発、エッジは合成皮、埋め込みスペースは8mcオーバーと超怒級な仕様となっておりました。
ドレミ♪さんのAudioNoteも真っ青な造りです。
とにかく、このSPのピストン運動は過激なくらい豪快に動きます。大丈夫?そんなに動いて?壊れないの?と思うほどピストンしていました。
尊士(社長のS氏)曰く、「SPはこの位動かないと、まともな音出ないヨ〜」と、何時もの軽〜い口調で説法されたのです。
ラインアンプ#301
パワーアンプ#452(砂チューン仕様)

綺麗にインストールされていました。

御本堂の修行スペースで#452の内部を拝見したのですが、凄い、物凄い物量投入されており本当にビックリしました。
TA−70の後継機なので同等な造りなのでろうと思っていたら、全く違いました。電源・信号部全てオール音響用コンデンサ、他一流メーカ品(30万円超)のアンプでもあれだけ音響グレード品を惜しげもなく投入されている物を見たことありません!
イイ音する訳ですね。!!!

おっと、DACの写真を撮るのを忘れた〜、失敗、失敗。
これは?この物体は一体何なんでしょう???

「エンジン用L・I・P」だそうです。

またまた恐ろしいアイテムを造られておりました。
即決で購入しようと思ったのですが、このL・I・Pの取付は車の専門的知識がないとダメだそうで、色々と説明受けている内に、理論が難しすぎて段々と頭の中が真っ白になり、説法が終る頃には、「俺では無理」と意気消沈、諦めるしかありませんでした。素人のドレミ♪さんではチョット・・・手が出せる代物でなく手が引っ込んじゃいました〜、ハァ〜残念。

何やら、効果としては燃費UP、パワーUP、アイドリング安定等モロモロ良いとこ尽くめのようです。
でもこれは欲しかったな〜。ガックシ
デモカーで衝撃を受けた後、ついに御本堂に入場です。
そこで、待ち受けていたものは、想像を絶する更なる衝撃でした〜!!!。
まずは、尊士より軽〜く1時間30分程、ありがたい説法を賜わり、音理論の修行です。そこから、良い音の実戦修行を致しました。

修行中に、EL34の真空管アンプを発見!、無理を言って聴かせていただくことができました。(このアンプはMCS信者の預り品だそうです。)感謝です。
EL34管が大好きなドレミ♪さんにとって、まさかこのタマの音で修行できるとは、なんてラッキーなのでしょう。
このアンプは、特注品でモノラル仕様、電源も左右別々各1個の構造でした。お値段は、ドレミ♪さんの手の届く金額ではありません。まさにセレブな選ばれし人が所有できるアンプなようです。羨まし〜い。
そして、EL34のアンプで駆動したスピーカーがコチラ!!!
オーディオノート 16cmフルレンジ1発 鹿皮エッジ
下の写真の右上にチラット写っていますが、巨大なアルニコマグネット、埋め込みスペースは優に15cmを超えておりました。この造りでカーオーディオ用SPとして発売されていたのだから驚きです。一体どうやってドアに取り付けるのやら?

ま、サイズのことは置いておいて、音ですね。

アンプが暖まったころには、もうメロメロ状態でした〜。言葉がありません。音が出た瞬間、二人ともニヤケタ顔で「うぉ〜っ」と言ったきり、ただただ音に耳を傾けました。
高音が綺麗とか、低音が出るとか、そういった次元ではありません。音が楽しく飛び出し、♪が生き生きと踊り、優しく鼓膜をくすぐりました。
そこで音を奏でているのはオーディオではなく、正に楽しい音再生機でした。

あ、そうオンプくんにいたっては、リンダロンシュタットの艶のある歌声に超ハマッてしまい、3、4回リピート修行をする始末。


こんな音を車でも出したい。車の構造上無理なのは解りきっています・・・が、それなら音色だけでも近づけるぞと心に誓い、そして質の良い音を聴く修行は本当に大切なものだと痛感しつつ今回の修行を終えたのでした。

尊士様、T様、お忙しい中お世話になり本当に有り難う御座いました。何時の日かまた修行に参りますので。
そうそう、これですね。

特注18bitDAC
銅くり貫きボディー(重量15kgオーバー)
MCS裏のフラッグシップモデル
お値段は、凄〜く高いとしか言えません!

こちらも上記EL34アンプ所有信者のブツだそうです。
世の中は広いもの、スペシャルな信者がいらっしゃります。ドレミ♪さんは、まだまだ足元にも及びそうにありません。


またも失敗です、このDACの音を聴かせてもらうのを忘れてしまいました。
あ〜〜〜っ悔し〜い。

聴きたかったぞ〜、残念・・・。